写真新世紀展

 

東京都写真美術館で開催されていた写真新世紀展2019が終わって、

いつもの生活に戻った。寂しくもあり、ほっとしてる自分もいる。

ある意味、お祭りのような浮き足立った日々でそわそわしていたけど、

はじまってみれば、あっという間の1ヶ月だった。

 

7月に受賞の連絡をいただき、うれしくて家で小躍りした日が懐かしい。

それから展示する写真のセレクトや、説明する文章を書いたり、ブック

の制作などを少しずつ進めていった。

佳作でも準備でいっぱいいっぱいだったから、優秀賞の方々はさぞ大変

だったことだろうと思う。早く作品をみてもらいたい!というはやる

気持ちをおさえきれず、10月までがとても長く感じた。

 

初日を迎えたときは、ようやく始まった…と安堵したのを覚えている。

ほとんど会場にいないから、写真展の様子がまったくわからなくて

(あれ?本当にやってる?)と何回もなったけど、たまに会場に行くと

置いてあるポートフォリオのヨレヨレ具合で、作品をみてもらえている

ことがわかった。さりげなく整えて、最終日までよろしくねと撫でて帰る。

見てくれた友人から、感想を長いメールでもらったのもうれしかった。

専門学校時代の友人は、私がまだ公募展にだしていたことに驚いていたけど

写真新世紀は年齢制限がないから、いくつになってもチャレンジできる。

これは作品をつくる時のモチベーションにもなるし、ほんとにありがたい(涙)

他の受賞者の方の展示も、写真だけじゃなく映像もあったり、展示方法も

工夫されていて、とても参考になった。

 

今年は、初めてグランプリを決める公開審査会にも参加した。

7人の優秀賞の方のプレゼンテーションを聞いていたら、作品への想い、

写真に対する熱量が伝わってきて何回も泣きそうになってしまった。

正直、こんなに感動すると思っていなかった…行ってよかった。

みんなそれぞれのやり方で、真剣に写真と向き合っているんだなぁ。

グランプリは中村智道さんに決定した。映像作家でもある中村さんが次に

どんな作品をつくるのか、来年の個展が楽しみだ。

 

今回、写真新世紀展2019に作家として参加させていただいたことは

これから作品制作をしていくうえで、とても励みになった。

「イスノキモチ」は何枚か追加して再編集して、手にとってもらえる

本という形にしたいと思う。

 

この作品を佳作に選んでくださった写真家の安村崇さん、お世話になった

キヤノン写真新世紀事務局の方々、会場で作品をみてくださったみなさま、

本当にどうもありがとうございました!