タイル巡礼

 

散歩中、ふと目にとまる古い建物にはタイルが使われていることが多い。

昭和に作られたとは思えないしゃれた色や形にうっとり見入ってしまう。

小さなタイルを組み合わせて、いろいろな模様をつくるモザイクタイル。

2016年6月、岐阜県笠原町にモザイクタイルミュージアムがオープン。

念願かなって、ようやく訪れることができた。

 

多治見市は「やきもの」の産地。

土岐川にかかる橋や、銀行の壁なども美しいタイルで装飾されていた。

町を歩けばいたるところにお宝タイルをみつけることができて楽しい。

 

ミュージアム前のバス停で降りると目の前に山のような不思議な建物が。

周りをふちどるように小さな木が植えられ、そよそよと風に揺られる姿は

ジブリの世界そのものだ。その外観に子供も大人も大興奮。

外壁はタイルの原料となる土でできていて思わず触って質感を確かめる。

 

外の光がはいる明るい空間には、昭和初期に使われていた流し台や浴槽、

東京の銭湯で使われていたタイル絵などが展示されて、きらめいていた。

めくるめく小さなタイルの世界にひきこまれる。これは夢?

 

建物の外に出て風にあたり、ようやく現実に戻ってきたようでひと息ついた。

さて、また多治見の商店街に戻ってタイルを探そうか。