- 2019.03.05 Tuesday
やどかりさんちの島暮らし
大阪から佐渡に移住したやどかり一家こと三島宏之さん、明香さん、
フリーライターの鶴見済さんのトークイベントに行ってきた。
今回のテーマは「お金より欲しいもの!!」これは興味深い…。
会場には宏之さんの撮った佐渡の写真や、明香さんのつくったリメイク
かっぽう着、佐渡の食材で作ったおにぎりやタルトなどが販売されていて
小さな佐渡物産展のよう。(写真は長女ほのかちゃん作のブローチ!)
2014年5月、三島さん一家はお子さんが生まれたこともあって、
より良い環境を求めて友人が住んでいた佐渡に移住した。
住む家だけみつけて仕事は決めずに島に渡ったけれど、若者が引っ越し
てきたと集落のなかで広まって、すぐに農家さんからお手伝いを頼まれ
るようになったそう。
高齢の方が多く「助かったよ、ありがとう」と感謝してもらえることに
よろこびを感じた。そうして畑や田んぼのお手伝いをしていると
知り合いも増えてあいさつを交わしたり、集落の行事やお祭りの
練習に参加しているうちに自然と居場所ができていったという。
都会にいたときは「こうしたい!」とか、お金の心配をしていたけど
島では地域の人たちの要求に応え、そこにある仕事をして受け身でいる。
いざとなったら畑を耕せばなんとかなるし、海に行けば魚が釣れるという
安心感がありリラックスして過ごせる、と三島さんは言う。
お金を使わないでいるとおすそ分けをいただいたり、人とのつながりが
濃くなっていく。自分たちは何でお返しができるかと考えて、廃校で
お花見コンサートを開催したそう。明香さんは次の楽しいことを計画中だ。
すべてをコントロールしようとあれこれ考えすぎず、身を任せてみる。
三島さんちの暮らし方にはお金を使わずに、より自由に豊かに暮らすため
のヒントがたくさんあった。
三島さんのブログ
http://naminohana.blogspot.com