春の日

 

今日、ようやく冬のコートをしまった。

家の近所にある川沿いの桜並木は、見ごろを終えつつある。

この春は桜も大変だったろうな…。

咲きはじめたと思ったら風は強いし、雨に、季節はずれの雪まで降った。

晴れた日に散歩がてら様子を見に行くと、少しヨレっとしていたものの

今年も変わらずきれいで、たくさん写真を撮った。

いつもはフジのフィルムで撮影しているけど、今回はコダックにして

みたから仕上がりが楽しみだ。

 

さて、最近ですが「イスノキモチ」の写真集をつくっています。

6月中には完成させたいと思っていて、せっせと作業中です。

それに合わせて写真展を開催する予定ですが、状況によっては変更する

かもしれません。またこちらのブログでお知らせします。

 

 

 

2020

 

新年あけましておめでとうございます。

 

相変わらずマイペースな活動になりそうですが、新しいシリーズを

まとめはじめたので、何かしら発表できたらいいなと思っています。

今年もどうぞよろしくお願いします。

年末だから

 

もうすぐ2019年も終わろうとしている。

 

今年もラジオからユニコーンの「雪が降る町」が流れて、大満足。

私は昔からなぜか年末年始が大好きで、12月になったとたん

「今年も終わりだねぇ」とか「よいお年を」と言いたくて仕方がない。

年賀状を書くのも好きだけど、干支によってやる気が左右される。

自分が撮ったその年の干支のちょうどいい写真があるとがぜん張り切る。

最近は出さない人も多いから、自然とこちらから出す枚数も減ってきて

ちょっと寂しい。

前はカウントダウンのライブに行ったりするのが楽しみだったけど

最近は家で静かに過ごすのが一番いい。これって歳のせいだろうか…。

 

今年を振り返ると、いろいろなことがあった。

立ち止まって自分と向き合うような時間もあったし、そんな時なんとか

前に進みたいと夢中になって制作した作品で写真新世紀展に参加させて

もらえたり、両親の金婚式のお祝いで家族で京都に行ったりもした。

家族そろって旅行に行くのはたぶん20年以上ぶりで、いい思い出になった。

きっと当たり前のことなんて何ひとつなくて、それに気づいて感謝できる

ような人になりたいなぁと思う。

 

思いつくままに書いていたら、まとまりのない文章になってしまった。

今年もありがとうございました。みなさま、よいお年をお迎えください。

 

 

 

 

 

 

 

 

おまかせが好き

 

宝くじが当たった。

3千円…せっかくだから、なにか普段ならやらないことに使いたい。

そうだ、自分用にブーケをつくってもらおう!とひらめいた。

プレゼントに贈ることはあっても、なかなか自分では買わない。

 

3千円をお財布に入れ、意気揚々と憧れの花屋さんに行く。

いつも中に入れずお店の前をウロウロするだけだったけど今日は違う。

「ご用途は?」「あっ、自分用です」ちょっと恥ずかしい。

「グリーン多めで素朴な感じで…、あとはおまかせします。」

 

そう、私はおまかせが好きだ。美容院に行った時も大まかなイメージを

伝えたら、あとはその美容師さんにおまかせ。

それで何回も失敗したことがあるけど、わくわくするからやめられない。

オーダーして、お店の外で待つこと20分。

出来あがったブーケには初めて見る花が多くて、いい意味で想像と

違ってびっくりした。こーゆうのが楽しい、おまかせにしてよかった!

家に帰って、ガラスの容器に移しかえるとブーケの時よりも

ひとつひとつの花の個性がよくわかって、そりゃもうかわいい。

 

最近、ハマって読んでいる女優でエッセイストの高峰秀子さんの本に

「花をどっさり買ってきて、家にある器にかざる。

そして何もせず、ただぼけーっと眺めるのが至福の時間。」

と書いてあった。ほんとに、花が生活の中にあるのは幸せだ。

私もしばらくは、ぼけーっと見て癒されよう。

ねことの関係

 

家でネガの整理をしていたら、猫を写したコマがたくさんあった。

けっこうな枚数があるから一冊シリーズでまとめようかと思うほど。

 

とくに意識したわけではないけれど、道で出会ったら「どーも」って

あいさつがわりに1,2枚撮らせてもらう。なんてことない場所でも猫が

そこにいるだけで、ストーリーがあるような写真になるから不思議だ。

実家でインコを飼っていたときは、猫は天敵!くらいに思っていたけど

バイト先のひとがみなそろって愛猫家で、目尻をさげてうれしそうに

自分の飼い猫の話をしたり、かわいいでしょと写真を見せられたり、

ある時などはお店にふわふわの子猫を連れてきたりするものだから、

私もいつの間にか少しずつ好きになっていた。

 

昔、住んでいたアパートの近くに公園があっていつも三毛猫がいた。

どこかの家のその猫は、小柄でどことなく品があり姉さんという感じ。

私の姿に気づくと、しかたないわねぇ…といった足取りでゆっくり

こちらに歩いてきて、ごろんと横になると撫でさせてくれた。

触り方が気に入らないのか、ときどき容赦なく猫キックがはいる。

クールなこの猫に20歳そこそこだった私は面倒をみてもらっていた

ような気がする。さみしい時にはカメラを片手に、よく会いに行った。

 

愛鳥家としては「猫がすき!」と言うのはなんだかくやしいし、もし一緒に

暮らしたとしたら夢中になって一日中あとをつけたり、ちょっかいをだして

まちがいなく猫にうっとおしがられるだろう。

今のところ恋心はそっと隠したまま、ビミョーな関係を保っている。

 

 

 

365日

 

少し前の話しになるけど、テレビでMr.childrenの特集をやっていた。

ライブでのお茶目な桜井さんの映像や、メンバー同士の絆のつよさ、

曲のすばらしさをミスチルファンの芸人の人たちが熱く語っていた。

(そうです、アメトークSPのミスチル芸人です。)

そして思いだした。私はミスチルが好きだったのだ、と。

 

1993年に発売した「クロスロード」でハマり、毎日聴いていた。

翌年、イノセントワールドのツアーで地元である長野市民会館にきて

くれることになり、運よくチケットをゲットした私と友達は電車で

1時間ほどかけて市内のファッションビルまで洋服を買いに行った。

人生で初めてのコンサートに何を着て行くか?

その当時ティーンだった私たちにとってこれはとても重要な問題で、

かぎられたお店をぐるぐるとまわって真剣に選んだ。

たしか、2人とも似たようなチェックのスカートを買ったと思う。

 

そしてむかえたコンサート当日。目の前に本物のミスチルがいる!

それだけで大興奮の私たち。あとはほとんど覚えていない。

輝くようなライトに照らされてステージの上で歌い、踊る桜井さんが

まぶしかった。終わったあと、一緒に歌いすぎたかな、はしゃぎすぎた

んじゃないかとコンサートの反省会をしたのだった。

(調べてみたら、次に長野にきてくれたのは15年後だったらしい…)

 

忘れていたミスチル魂にふたたび火がついて、ツタヤに走った。

しばらくぶりに聴いたけど、やっぱりいい曲ばかりだなぁ。

すっかり大人になったいまもメロディーが、歌詞が心にしみる。

 

 

an apple

 

SNSから距離をおくようになって、ぽっかりとした時間ができた。

何気なく見ていたけど、けっこうながい時間見ていたんだと気づく。

何をしようかなぁ。そうだ、英語を勉強しようと思い立った。

 

学生時代たしか英語は好きな科目だったはずだけど、どーゆうわけか

いまの自分の英語のレベルは限りなく0に近い。

英語の曲を聴いて涙がでるほど感動しているのに、歌詞の内容はまったく

わかっていない。海外旅行に行って、ほぼひと言も英語をしゃべらずに

(同行者まかせ)帰ってきたときはさすがに反省した。

 

少しでもわかるようになったら楽しいだろうなと、本屋さんに向かった。

他の言語にくらべ英語の本はたくさんあって、どれにしたらいいか迷う。

60才からはじめる英会話という本をみつけ、シニア向けなら簡単かも

しれないと手にとってパラパラと中を見ると「孫はかわいいねぇ」という

例文で、おっとこれはまだ早いと棚に戻す。

迷ったすえ、中学英語をやり直すという本をレジに持っていった。

 

家に帰って、やる気満々でページを開くと最初のテーマは名詞。

名詞、動詞、形容詞、冠詞?…まずはこの日本語の意味から調べること

になる。名詞には「a ・an・ the」をつける、か。

やたらと「a」がつくと思ってたけどそーゆうことだったのね。

へぇ〜なるほど〜、と満足してしまいそこから先に進まない。

 

こんな調子ではたして、英語を話せるようになる日はくるのか。

おばあちゃんになる頃にはきっと。maybe…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひとりごと

 

手渡した言葉が、相手になにか違う意味にとらえられてしまったようで、

ええっ!そーゆう意味じゃなかったんだけどなぁ…とあわてる。

大人になっても想いを伝えるのは、なかなかどうしてむずかしい。

いまはSNSの時代だけど、できるなら直接会って話す、その人のもつ空気

を感じながら、というのがやっぱり一番じゃないかと思う。

 

家族、友達でも同じこと。時間は永遠にあるわけじゃない。

言わなくてもわかってくれているはずと考えるのはきっと甘えていて、

大切なことは言葉にして相手に伝える必要があるんじゃないか。

最近、そんなことを考えている。

読書の秋

 

町を歩くと、どこからかふんわりと金木犀の香りがしてうれしくなる。

ご近所の栗園では生栗や焼き栗が買えるそうで、販売日には行列だ。

秋といえば読書と胸を張っていえるほど本は読まないけれど、日記や

エッセイが好きで高山なおみさん、いしいしんじさん、川上弘美さん

、服部みれいさんなどの本を図書館で借りては読んでいる。

 

ふと気がついたけど、日記以外にもハマっているジャンルがあった。

「誰かがお店をはじめる」という内容の本だ。

渋谷のすみっこでべジ食堂、わたしの小さな古本屋、ガケ書房の頃、

花屋になりたくない花屋です。

お店をはじめることになった経緯から、場所探し、内装にまつわる

あれこれ、開店してからのできごとが書かれている。

自分の実家が自営業だからだろうか、読んでいるとやけに感情移入して

しまい、一緒にお店をつくっているような気分になっている。

経営することのむずかしさや、お客さんとの関係、店主のこだわり。

自分の子供のようにお店を守ろうとしていて愛情が伝わってくる。

 

最近読んだのは、東京の桜新町で「砂の岬」というカレー屋さんを

されている鈴木さんご夫婦の本、不器用なカレー食堂だ。

学生時代のこと、2人の出会い、初めてインドに行ったときのことや、

お店をはじめるまでのエピソードがそれぞれの言葉で書かれていて

ご本人は不器用と言っているけれど、その姿はとても真摯で泣けてくる。

一気に読むのがもったいなくてちびちび読み進めた。(途中2回ほど号泣)

インド人はそんなに頻繁にチャイを飲むのだろうか?バナナの葉っぱが

お皿がわり?!すっかり影響されて、インドに行ってみたくなっている。

 

 

平成さいごの夏

 

今年は梅雨明けがいつもより早くて(ちょ、ちょっと待ってー!)

心の準備ができていないまま、容赦なく夏ははじまった。

テレビをみていると盛んに「平成さいごの夏」だと言っている。

そう聞くとせっかくだから何か思い出に残るような特別なことをしよう

かとも思うけど、暑すぎてけっきょく家でダラダラしている。

 

そんなことよりも…。

秋に誕生日をむかえる私にとってはこれが30代さいごの夏なのだ。

木々の葉が色づきはじめるころには、未知のゾーン40代に突入する。

なにか30代のうちにやり残したことはないかしら?と考えてみる。
インドに行って人生観をかえるとか?思いきってスカイダイビングとか?

そういえば、金髪にしてみたかったんだっけ。急に焦りはじめて迷走する。

「39歳から40歳になる時ってどうでした?」人生の先輩たちに聞いて

みても「別にぃ〜」というそっけない答え。そんなものなのかなぁ。

ふと見まわしてみると、周りの40代はマイペースでなんだか楽しそうだ。

 

この頃、図書館で借りる雑誌が「ミセス」や「婦人之友」になってきた。

おばあちゃんの暮らしぶりみたいな本も好き。お気に入りの飲み物は白湯だし、

夜は9時すぎるともう瞼をあけていられない。一人でじたばたしているけど、

ゆっくりとそして確実に大人の階段をのぼっているのだった。