kumquat

 

この冬、空前のきんかんブームが到来した。

きっかけははちみつきんかんのど飴。何がきっかけでハマるかわからない。

もともと柑橘類の皮が大好きでオレンジピール、レモンピール、ゆずピール

なんかをみつけると買っていたけど、きんかんは今までノーマークだった。

近所の家に立派なきんかんの木があって、たわわに実がなっているというのに

収穫している様子がなく、いつもうらめしく見上げながら通りすぎていた。

先日スーパーで宮崎産のきんかんが安くなっているのを発見、初めて買ってみた。

生でひとつかじってみるとあまりのおいしさにびっくり、だってほとんど皮。

果実はほぼなくて、小さな種が4つくらいある。これは皮好きにはたまらない。

 

今回は甘露煮を作ってみようとクックパッドでいちばん簡単そうなレシピを

検索する。材料はきんかん、砂糖、水だけ。うん、これなら私にもできそう。

ところが分量の砂糖の多さにひるんでしまい、勝手に量を減らしたせいなのか

作りはじめてすぐにきんかんがしわしわになってしまった。これ以上煮たら

ただのジャムになってしまう。失敗だ。パティシエあきらめてよかったな…。

そもそも食べたことがないから、なにが正解かよくわからない。

ただしく作るにはまずは正解を知らなくては、と言う理由をつけてずっと

欲しかった太陽色にかがやく榮太樓の金柑の甘露煮を奮発して買った。

 

ハンコとコーヒー

 

わが家のポストにハンコ作家のヒルトネンさんから完成品が届いた!

ヒルトネンさんのハンコと出会ったのは新潟にあるホシノコーヒーさん。

(ホシノコーヒーさんのすばらしさは書ききれないのでまたの機会に)

何気なくカウンターに置いてあった作品集をめくったとたん、ひとめ惚れ。

どれも脱力してしまうような、ぷっと笑えるかわいさで大ファンになった。

お店で買ったカードはもったいなくて使えず、今も大切に手元にある。

 

その年に佐渡で開催されたハローブックスという本のイベントに出店した。

会場は山の中、雨が降ったりやんだりのお天気でまだ9月というのに肌寒い。

コーヒーをすすりつつテントでぼんやり店番していると、目の前にスッと

きれいな女子があらわれた。(なんで私の店に?!)はげしく動揺する。

しかも、手には「佐渡 しなしな 歩き」をお持ちではないですか!

お話しをきいたらこの写真集で佐渡に興味をもって、ご家族で来たのだそう。

イベントに私が出店してるのをたまたま見つけて、立ち寄ってくれたのだ。

自分の写真が佐渡を訪れるきっかけのひとつになれたことがとてもうれしかった。

そして、その方こそがあのヒルトネンさんだった!というサプライズに

寒さを忘れるほど舞い上がってしまった。人生 ときどき ミラクル おきる。

 

ふしぎなご縁がつながって、やっとお名前ハンコをお願いすることができた。

こんなイラストをいれてください、とざっくり伝えただけなのに出来上がりは

期待以上のかわいさで、眺めているとにやにやが止まらない。

これからも作ってもらったこのハンコに恥ずかしくないように写真に

精進してまいります、とあらためて思ったのでした。

 

ヒルトネンさんのハンコはこちらからどうぞ。

https://www.instagram.com/hanko_hiltunen/

 

代官山で逢いましょう

 

上京したてのころ、代官山は憧れの場所だった。

東京を満喫しようと雑誌オリーブにのっていたお店をハシゴした。

ハリウッドランチマーケットをのぞいて(店の横でアヒルが飼われていた)

ヒルサイドパントリーで天然酵母のクロワッサンを買って、めずらしい

輸入食品をみる。ワッフルズビウラはいつも迷ってたどり着けなかった。

パティシエになりたかった時で、コルドンブルーの授業体験も行った。

たしかパリブレストを作ったと思う。シュー生地をドーナツみたいに焼いて

間にプラリネ入りのカスタードクリームを挟んだ。付き添いで一緒に来てくれた

姉を頼りまくっていたっけ。結局、お菓子の道には進まなかったけれど。

 

最近では、もっぱら音楽を聴きに行く場所になった。

よく行くライブハウスが3軒あってそれぞれ雰囲気がちがうからおもしろい。

ライブが終わったら混みあう東横線には乗らず、渋谷まで歩いて帰ろう。

夜の風に吹かれながら、余韻にひたるにはちょうどいい距離。

歩くテンポとさっきまで聴いていた音楽が体のなかで重なる。

 

新年、ある一日

 

1月某日。

10時間以上寝た。爆睡。実家とはいえ帰省はそれなりに疲れるらしい。

家の近くにある神社にも初詣。こぢんまりしてるけどこの地域の氏神さま。

おみくじをひいたら久しぶりの大吉!うれしくて枝に結ばずにお財布にしまう。

「恋愛 自我を抑えよ 縁談 自己主張を慎むこと」とある。うむ…。

 

吉祥寺に行きセールで狙っていたコートを無事にゲット。何度も下見していた

から店員さんに顔を覚えられていた。茶色と黄色で迷ったけど無難な茶色にする。

小ざさのようかんと、さとうのメンチカツを求めて人々は今日も行列している。

 

バスに乗って東伏見駅へ。写真家の尾仲浩二さんに教えてもらった西村カメラさん

に現像をだしに行く。仕上がりを待っている間、お気に入りの喫茶店に行ったら

とても混んでいた。そうか、まだ世間はお正月休みなんだ。

あきらめてファミレスへ。隣の席ではおばあちゃんと孫が2人でご飯を食べていた。

小学校にあがる前くらいの歳の男の子はミニカーで遊ぶのに忙しい。

持ってきた西川美和さんのエッセイを読む。ひとつの話を読み終わると映画1本

みたような気分になる。さすが監督、どの話もおもしろい。しかも男前。

ドリンクバーからカフェラテとカプチーノを交互に持ってきて夢中で読む。

 

3時間後、現像とインデックスが仕上がった。去年の秋からこの年末年始に

撮ったフィルム18本分を抱えてほくほく。家に帰ってからゆっくり見よう。

東京も寒いなぁ。駅前で金髪のギャルが年賀状をポストに投函している。

帰りのバスの車内はつよい西日が射していた。街はまだまだお正月ムード。

 

年末の雑記

 

早いもので2017年もあと2日になった。

今年は10月からちょっとずつ大掃除をはじめてたから、のんびりした年末。

東京はお天気がいい日がつづいて気持ちがいい。ラジオからユニコーンの

「雪が降る町」が流れてる。ね、ん、ま、つだから〜と一緒に口ずさむ。

占いによると天秤座は12年に1度の幸運期だったらしいのだけど、何か

すごくラッキーなことあったかな?はて?とくに心当たりがない。

でも、こうして無事に年末を迎えられているだけで充分かもしれないな。

 

12月になってぼーっと今年食べたおいしかったものベストテンを考えていた。

佐渡の「やち」お母さんのチキンカレー、上田ルヴァンのフレンチトースト、

松本の喫茶ヤマベボッサのかぼちゃと白ねぎのキッシュ。

あれ〜?もっとあるはずなのに意外に思いだせないものだなぁ。

 

なんて思いながら佐渡の姉さんこと、焼菓子ヒガナさんのフェイスブックを

みていたら、今年お世話になった人ベストテンを考えてるー!(勝手に)

反省しました…。私も今から急いで考えよう。たくさんいるはずだよ?

写真展も東京と佐渡で2回させてもらえて、いろいろな方にお世話になった。

ひきつづきの方、はじめましての新しいご縁の方にも感謝です。

 

みなさま、今年もありがとうございました。

よいお年をお迎えください。